社長さん訪問

こんにちは。

最近の私は、開業しましたのご挨拶と社労士の自分を知ってもらうために、いろいろな方とお話をさせていただいています。

私は社労士になるまでは企業にて営業として勤めてまいりました。
当時、私はどちらかというとお客様に会って話をすることが大好きで、お客様とは商談をするより雑談をするのが好きな営業マンでした。

先日お会いした社長さんは従業員の方と気さくにお話をして、みんなが楽しくお仕事ができる職場環境作りをされています。
あるとき真面目に集中して仕事をしていると「社長、今日は機嫌が悪いんですか?」なんて言われたそうです。
いつも従業員に話しかけたり、笑わせたりする社長が従業員の方から見ると事業主というより、社内のムードメーカー・マスコットのような存在であるのでしょうね。

この社長さんが考える社長像は「会社や従業員の潤滑油でなくてはならない」というものでした。

給与は対面で直接手渡しにこだわり、従業員同士のコミュニケーション摩擦を解消するために食事会に誘ったり、体調が悪そうな従業員を見つけたときは、社長自らが仕事を交代し早退させるそうです。
また年に1回1週間の休暇と旅行費用を法定外福利厚生として従業員の方に支給するそうです。
このような働いている皆さんでのコミュニケーションが、良い雰囲気の職場環境を作り出しているのでしょう。

このような会社が世の中に増えていけば、現在増えている過労による自殺や精神障害、その他傷病が減っていくのではないでしょうか。

業種によってはどうしても長時間労働が欠かせない業種もあるでしょう。以前私が勤めていた会社でも長時間労働や休日が取れない深夜残業が続く等で日々疲れ果てた方をいっぱい見てきました。

「法律に従ったら会社が潰れるから」とか「対策をしたところでどうせ変わらない」なんて声はよく聞きますが、動いてみなくては何も変わりません。まずは今の状況をお聞かせください。私も「法律で決まっているから従ってください」とは絶対に言いません。
どうすれば効率化できるのかのアイデアを一緒に考えます、会社・労働者の皆さんが有利になる法律・制度が使えるならば提案しますし、時には一緒に働いてみてその糸口を一緒にお探しします。

何とか今の職場環境を変えたいという社長さんの想いは、働いている従業員の方にもきっと伝わります。

楽しく、明るく、笑顔の多い職場を考えてみませんか?